VANCOUVERバンクーバー

VANCOUVERバンクーバー

  • 中長期の留学先としてはベストと実感!

    カナダはビザがなくても最長半年は語学留学できます。さらに留学学生のサポート体制が充実していることから世界中から語学留学の学生が集まって語学学校はにぎやかです。

  • 海と山とビル群の調和がとっても素敵!

    バンクーバーの魅力は都市部でありながら海と山など自然を楽しめるところ。またアメリカ国内へも国内線のように行き来できますからレジャーで飽きることはありません。

  • 四季がある花の街!ただし雨には要注意!

    春は日本以上に桜が咲き誇り、新緑の季節にはいたるところで花を楽しむことができます。一方、冬はほぼ毎日雨が降るためアウトドアを楽しみたい方は、留学時期に気をつけましょう。

  • 日本食材も手に入りやすくカフェも充実

    バンクーバーは日系の移住者が比較的多く、日本の食材やレストランも利用することができます。コーヒー文化なのでカフェでアルバイトをしている留学生も珍しくありません。

  • きっとフレンドリーな国民性が大好きになります!

    国が寒いからなのか、宗教の影響なのかカナダの人の多くは親切です。子連れの旅は大変なこともありましたが、多くの人に助けてもらい大好きな国の一つになりました。

  • 治安はいい一方、お子様には要注意!

    一人で夜に買い物ができるほど治安はよい一方、繁華街は路上でマリファナを吸っている人があちらこちらにいるので、お子様だけの留学には注意が必要です。

世界有数の居住性のよさが魅力!

1.花と都市と山と海に囲まれて

「世界一住みやすい」と称されるバンクーバーの魅力は、なんといっても自然豊かな山々と港を中心にした高層ビルが立ち並ぶ景観にあります。「花」の都市と呼ばれ、大小さまざまな公園が点在し市民の憩いの場になっています。特に春の「桜」は日本よりも多いのでは?と驚かされるほど街中に咲き誇っています。夏場は過ごしやすく、秋は紅葉を楽しめ、遠くに見える山々の雪化粧と高層ビルの景観は見事です。冬の気温も比較的暖かく、雪は多くない印象です。クリスマスシーズンはドイツを参考にしたマーケットが開かれ多くの観光客でにぎわいます。さらに、街の景観は州によって厳しく管理されており、街並みは日本以上にきれいに整理されています。ただ、バンクーバーは別名「レインクーバー」と呼ばれるほど雨が多く、11月ごろから3月までは毎日のように雨が降ります。毎日雨ですとさすがに気分も滅入ってしまいますし「アウトドアを思いっきり楽しみたい!」という方は残念な結果になるのかもしれません。

2.カナダはとても親切な人が多い!

バンクーバーの人々の印象は「親切」で少し控えめ。特に子供連れの方へのフレンドリーな対応は私もぜひ見習いたいと思います。この親切なところはどこから来ているのだろう…考えてみると恐らく宗教観もあるとは思いますが、カナダは移民国家の上に寒い国ですからお互いが助け合って生活をしなければならず、「困っている人を助ける文化」が自然と根付いたのではないでしょうか。街並みは住宅街を含め景観にとても気をつかっており、自己所有の庭に樹木を植えるだけでも州に申請が必要なほど厳しく規制されているそうです。モラルやルールを守る国民性もこのような自然や景観を大事にしているところからきているのでしょう。さらにカナダはアメリカに近い都市なのに治安が比較的よく、日本人にもなじみやすいといわれます。都市の雰囲気はアメリカやロンドンではなく、オーストラリアのシドニーに近い印象で、にぎやかさならシドニー、落ち着いた環境で英語の勉強に励むのならバンクーバーをオススメします。

3.物価は日本の都市とほぼ同等!

私の留学の時は為替が1カナダドル=105円ほどの超円安の時でした。そのため、物価は日本とほぼ同等かそれ以上です。ただ、ロンドン、シドニー、アメリカの他の都市に比べると物価は比較的安定してる印象です。日本でもおなじみの倉庫型スーパーのコストコ、ダイソーやユニクロなどもあり、お買い物には困りません。バンクーバーはアジア人がとても多く、中でも中華系の方が圧倒的多数になります。よって日本食は手に入りにくい環境です。ただ、日本食のレストランはとても多く、高級店になると本格的な寿司屋や天婦羅を味わえます。

4.留学生へのサポート体制が充実!

バンクーバーは語学学校向けのプログラムがとても充実しており、留学生を対象にしたサービスを低価格、場合によっては無料で受けることができます。授業料も欧米に比べると手頃で、ホームステイ先も数多くあります。ただ、街の中心部は家賃も高く、ホームステイ先も場合によっては何時間もかけて語学学校に通わなければならないほど交通の便が悪いところもあり、宿泊施設の事前確認が必要です。街は外国としてはとても衛生的ですが、治安維持のためかトイレがほぼなく、外出の際はカフェやホテル、商業施設の位置を把握しておくとよいでしょう。バンクーバーでは共働きの家庭がとても多く認可をされたチャイルドケアに預けることはとても困難です。そのため普通の家庭でまとめて子供を預かるファミリーデイケアなどが発達しています。お子様のサマースクールなどに小さなお子様を預けたい、そんなときはかなり前から預け先をさがすなど事前の準備が必要です。また、夜間の外出ができるほど治安が良い一方、マリファナ(大麻)が合法化されていますから、年頃のお子様の留学先としては一考する余地があると感じます。

5.バンクーバーは娯楽がとても少ない!

バンクーバーでの滞在で困ることのひとつに遊ぶ場所がほぼアウトドアに限られてしまうことがあげられます。街での遊びは基本はカフェやショッピングなどに限られ、観光地もそれほどある都市ではありません。幸いカナダはアメリカに行くのは国内線を利用する感覚ですから遊ぶ際はカリフォルニアやラスベガスなどに小旅行のように利用するのがオススメです。また、比較的寒い都市なので、ファッションに気を使っている住民は多く、ショッピングモールなどはとても発達してお買い物に困ることはありません。

6.医療レベルは低く個人診療だと高額に!

バンクーバーで病気になると留学生の場合は全額個人負担にほぼなります。カナダ国民の医療費は無料になる反面、気軽に病院にかかることができないシステムになっています。例えば発熱程度ではまず病院での医療を受けることは難しく、家庭医にかかるか、町医者に予約をとって診てもらうことになります。カナダに滞在中、私の子供が中耳炎の疑いがあったため、町医者に診てもらいました。もちろん専門医ではなく、医療設備もなく、薬の処方もなく診察料として1万5000円ほどの出費であったと記憶しています。もちろん診察は日本語ではありません。なのでセルフメディケーションの意識はとても高いです。また急な怪我などは、高額になる可能性がありますから留学を予定している方は医療保険(短期の留学の場合はクレジットの付帯保険が利用できることがあります。)には必ず加入しておきましょう。

7.カナダの教育について

 

1.教育制度

カナダの教育制度は地方自治制となっており、各州の教育省ごとに管理がされています。国内のカリキュラムが統一されておらず、ひとくくりに説明をすることが非常に困難な国のひとつです。

一般的には、5~7歳から15~17歳までが義務教育とされています。ただ、州によっては幼稚園4歳児から18歳までを義務教育としている州もあります。市ごとや学校ごとに学年の分け方や名称に違いがある州もあるため、留学をする際は、入学する学校の情報を調べる必要があります。

新学期は8月か9月頃から始まり、6月末からは2カ月間ほどの長い夏休みがあります。

カナダ教育の代表的な特徴の一つとして在宅教育が可能なことがあげられます。様々な理由で学校に通えない事情をもつ子どもたちは、義務教育を家庭で受けることが出来ます。多くの場合、親が勉強を教えますが、自宅学習をする子どもたちのためにインターネットを使ったカリキュラムを提供しているサービスもあります。

またカナダは英語とフランス語が公用語になっているため、バイリンガル教育も積極的に行われています。カナダの学校は、英語系・フランス語系・カトリック系の3つに分かれています。幼稚園の頃から、フランス語で行われる授業があり、自然と英語とフランス語に触れる環境が作られています。

フランス語を“外国語として教育を受ける”のではなく、“フランス語で教育を受ける”教育法を、フレンチイマージョンと呼びます。フレンチイマージョンは、カナダが発祥とされており、外国語の取得において有益とされています。

また、一年遅れの幼稚園入学を選べる“レッドシャーティングRedshirting”というシステムもあります。主に10月から12月生まれ(日本でいう早生まれ)の子どもたちのキンダー入学時期を1年見送り、学力や精神面の差が無い状態で教育課程を始めることができます。

カナダでは入国時に義務付けられている予防接種はありません。ただ、学校が予防接種を必須としていることがあり、その場合は接種が必要です。学校が必須としていなくとも、予防接種をしないで滞在を続けていると感染症にかかるリスクが高くなるので受診はした方がよいでしょう。

また、入学時に予防接種記録の提出を求められることがありますので、海外渡航に詳しいトラベルクリニックなどに相談し、どのワクチンを接種しているのか記載された英文の証明書を発行してもらい、それを学校に提出してください。

 

2.カナダの学校

先述したようにカナダでは、州によって義務教育の期間も異なりますし、学校の呼び方も異なります。

・幼稚園~小学校:Elementary、Primary、Early Years、Elementary Level、Intermediate

・中学校:Junior High、Middle Years、Junior Secondary、Intermediate School

・高校:Senior High、Senior Years、High School、Senior Secondary、Secondary Level

区切りも様々で、同じ呼び方をしている学校名でも、対象となる学年が違うことが多々あります。州によっては、小中一貫や中高一貫になっている地域もあるので、入学・留学をする地域の情報をしっかりと確認する必要があります。

 

  • プリスクール

幼稚園から義務教育になる州もあれば、義務教育ではないけれども就学前の1年は幼稚園プログラム(キンダークラス)を無料で受けられる州もあります。幼稚園プログラムの前に幼児が通う施設として、「プリスクール」や「デイケア」等があげられます。「プリスクール」が日本でいう幼稚園または保育園、「デイケア」が保育園または託児所の位置づけになり、どちらも私立です。プリスクールもデイケアも対象は0歳~5歳ですが、預かり時間が違います。プリスクールでは“午前のみ組・午後のみ組”のように預かり時間が短く、ランチタイムが無いため、基本的に各家庭でランチを済ます施設が多いのが特徴です。デイケアでは、7:30頃~18:00頃までと預かり可能時間が長く、基本的にお弁当が持参になります。どちらの施設でも、勉強カリキュラムを取り入れているところは取り入れており、遊び中心のところは遊び中心になりますので、各施設の下調べが必要になります。

プリスクールやデイケアは日本に比べると高額で、月平均1,000カナダドル(約8万~10万)ほどかかるといわれています。入園待ちをしている家庭が非常に多く、Waiting Listに登録してはいるものの、入ることができないケースが多いようです。

またFamily Child Care Homeという保育ママのような制度があります。保育者が住んでいる家を保育所とし、家族のような温かい雰囲気の中での保育を行います。

 

  • キンダーガーデン

日本の幼稚園にあたるのがキンダーガーデンです。キンダーを義務教育とする州と、義務教育にしない州があります。主に小学校に併設されており、教育の一環と考えられています。

通常はキャッチメント内(学区内)の学校に通うことになりますが、希望者が多い場合は、上の兄弟が通っている生徒が優先となり、他は抽選となります。抽選から外れると空きがある別の学校に振り分けされます。このように、カナダでは学区内の学校に通えない地域も多く、問題視されています。

カナダでは夏休み明け(新学期の始まり)の初日には、新しいクラスが決まっていないことがほとんどです。ただ、小学校0年生ともいえる、キンダー入学時のみ仮でクラス分けがされています。

留学生がカナダの公立学校・キンダーへ通うには、年間約1万3000ドル(120万円)の学費がかかります。例えば親子留学を考えているならば期間中、2人分の学費がかかりますし、子供が2人・3人の場合も、2倍・3倍とかかります。ただし、両親が短期間ビザ保有者でも、条件を満たせば住民とみなされ、学費が無料になります。その条件が下記のいずれかとなります。

・親が一年以上の就労ビザを持っており、週20時間以上働いている

・親がdiploma以上の学位の学生ビザを持っている

・親がカレッジや大学進学のためEQAで認められたESLに通っている(この場合は、1年間のみ)

 

EQAとは

EQAは、European Quality Assuranceの略で、グローバルなISO認証サービスを提供している機関です。英国をはじめとした欧州、アジア地域など世界各国の組織に採用されているサービス。

ESLクラスについて

英語を母語としない児童や生徒が英語力を補強するために受ける特別クラスのことです。English as a Second Languageの略語で、ELD(English Language Development)とも呼ばれることもあります。カナダは、留学生が多いことと、移民が大変多い国であるため、ESLの環境が非常に整っています。

 

上記のような条件で学費を無料にしていることからも、カナダが留学生の受け入れを推奨していることがよく分かります。

 

  • 小学校

先述したとおり、カナダでは州ごとにカリキュラムがバラバラなため、日本でいう小学校が、どこにあたるのかを説明するのが非常に困難です。日本の小学校とは違う、一般的なカナダにある小学校の特徴を紹介します。

 

スプリットクラス(混合クラス)

2つや3つの学年の生徒が一緒のクラスに入り混じっているクラスのことを、スプリットクラスと呼びます。このクラスの目的は、人数調整、上の学年の子供たちが下の学年の子に勉強を教えることで社会性の発達を促すこと、あまり発言をしていなかったおとなしい生徒の発言する場を増やして意欲を高めること等があります。

 

リセス&ランチ

午前10:30頃からは“リセス“と呼ぶスナックを食べる休憩があります。給食を用意していない学校がほとんどのためお弁当が必須になります。ランチの時間は先生の休憩時間になるため、休憩時間専用のスタッフの方が生徒の見守りを行います。

 

送り迎えは必須

基本的に9:00~15:00の授業時間であるため、15:00には家族の誰かが生徒を学校もしくはスクールバスのバス停留所に迎えに行かなければいけません。12歳以下の子供を一人にすることが基本的には許可されるべきではないと考えられており、生徒が一人で学校やバス停留所から帰宅をして、親の帰宅まで留守案を行うことはありません。福祉法で一人にしておくことができる最低年齢を定めている州もあり、子供を一人にしておくと育児放棄とみなされる可能性もあります。

Before/After School Careという学童のような施設もありますが、民間の施設になるため費用が高額の場合がほとんどです。

 

  • 中学校

一般的には13歳からカナダへの単身留学が可能になります。私立校のボーディングスクール(寮付きスクール)は、12歳から受け入れをしている施設もあります。

6か月以上の留学を行う場合は、学生ビザ「Study Permit(就学許可書)」を取得する必要があります。基本的にはオンラインで申請をすることが可能ですが、バイオメトリクス(指紋採取)をしたことが無い場合は、カナダビザ申請センターに出向いて指紋採取を行う必要があります。

カナダビザ申請センター

日本では、東京の港区と大阪の中央区にあります。センターに行く場合は、予約が必要になります。予約はVFS Globalのホームページで行います。

VFS Global:https://visa.vfsglobal.com/jpn/ja/can

 

また、未成年がカナダ留学を行う際は、親代わりとなるCustodian(後見人)が必要な場合があります。学生が急病になった場合、事故に遭った場合、生活の中で困った時等のサポートをしてくれる存在です。学校の校長先生・担任の先生、ホストファミリー、民間企業に依頼するなどして、カストーディアンの選定を行います。未成年の年齢は州によって異なりますが、18~19歳と決められている州がほとんどです。緊急の困り事の時に頼れるようなカストーディアンを選ぶようにしましょう。

 

カストーディアン制度

未成年の学生がカナダへ留学するには、現地での後見人(カストーディアン)が必要になります。ガーディアンと呼ばれることもあります。滞在中は、現地での法的な親権を実親からカストーディアンに譲ることになるため、日本の両親とカナダのカストーディアン、そして学生それぞれが合意書にサインをする必要があります。その合意書は、各国で公証人の承認が必要になります。カストーディアンの役割は細かく規定されていないため、民間の企業に依頼することもあれば、ホストファミリーや学校の先生がなることもあります。そのため、費用も数万円から十万円ほどで差があります。

 

⑤高校

高校も小学校・中学校と同様に、対象となる年齢は州によって異なりますが、高校までが義務教育の期間となっています。カナダの高校は、各自の特性を活かし、全生徒を成功に導くという教育方針を持っています。必須科目と選択授業があり、日本の高校・大学・専門学校を合わせたような教育を行っています。それと同時に、名門大学への進学を目指すために国際バカロレアのカリキュラムやAPと呼ばれる単位が取れるシステムを提供している高校もたくさんあり、将来、国際的に活躍する人物を育てるようなシステムになっています。

 

公立と私立について

地元の学生の90%以上が公立校に通います。一般的にカナダで教師の職に就くためには、1年~2年の教育課程を受ける必要があります。4年制大学を卒業し学士を取得した後に、子供に関わる仕事やボランティアで経験を積んでから教育課程へ応募します。そのため、教師になるためのステップが多く、世界的に見てもレベルが高い教師が揃っているといわれています。

カナダの公立小学校での学習は、州の目標カリキュラムを基準に勧められますが、カナダでは教科書が無いため、明確な終着点が示されていません。そのため、各先生により学習の進行度合いが異なります。宿題も出さないようなラフな先生もいれば、宿題やテストがかなり多い先生もあり、クラスでどのような教育を行うかは各先生に委ねられています。

私立校は、公立校に比べて非常に数が少なく、私立校に通っている地元のカナダ人はあまり多くありません。私立には留学生が非常に多いため、地元のカナダの子供と共に学習を行いたい場合は、公立への留学がおすすめです。先述の通り、留学生は公立校でも学費がかかるため、ボーディングスクール等へ通う場合でない限り、留学生としての私立校と公立校の費用はあまり変わりません。カナダの公立校は、設備、先生の質、選択できるカリキュラムの多さ等、私立校より勝る部分も多いため、メリットが多いことが事実です。ただ、先ほど述べた通り、各先生により教育の質にムラがあります。その点で私立は、有名校への進学実勢も多く、少人数制を取っている学校が多いため、サポートがしっかりしています。

 

⑥大学

カナダでは、大学のことをCollege(カレッジ)もしくはUniversity(ユニバーシティ)と呼びますが、カナダでは、この二つは異なる機関として認識されています。

 

College(カレッジ)

Community Collegeとも呼ばれ、就職に役立つような実践的なスキルを身につけるための小規模な大学です。ほとんどが州立になり、各カレッジのレベルや授業料の差は大きくはありません。カレッジはそれぞれの専門分野があることから日本の専門学校的な役割も担ってはいますが、ユニバーシティ編入へのステップとなる場合も多く、日本の専門学校とは少し違うものになります。期間はほとんどが1-2年で、以下の学位を取得することが可能です。

・Certificate:1年コース終了後に専門的コースを修了した証明として取得

・Diploma:2年コース終了後に専門分野の卒業証明書として取得

・Advanced Diploma:3年コース終了時に取得

・Bachelor 学士:4年

Diploma(准学士)を取得するプログラムがほとんどですが、稀に4年制大学を卒業と同等の学士号(Bachelor Degree)を取得できるコースもあります。一般的に、ユニバーシティに比べ求められる英語力が低いとされていること、費用がユニバーシティよりも安くなっているため、留学生にとても人気です。学費は公立で年間120~150万円程になります。そのため、カレッジの編入コースに2年通った後に、ユニバーシティに編入することで学費を抑えることが可能です。

カレッジを卒業すると、通学した期間と同じ期間のポスクラビザ(就労ビザ)が取得できます。期間は最大3年となります。将来カナダへの移住を検討している方は、カレッジへの進学はとても良いスタートとなります。ただし、ポスクラビザは一生に一度しか取得ができないため、取得は計画的に行う必要があります。ポスクラビザを取得すると、家族も同じ期間分の就労ビザがもらえます。家族の就労ビザ取得は、申請が必要になるため、自動で付与されるものではありません。

 

〇カレッジへの入学要件〇

カレッジに入学するために必要な条件としては下記3点となります。

・高校の卒業証明書(日本の高校で問題ありません)

・高校の成績表

・IELTS・TOEFL(トーフル)などの英語スコア

学校によって条件は異なりますが、一般的にカレッジのクラスで求められる英語力はユニバーシティよりも高くはありません。入学のためにはIELTS 6.0 / TOEFL iBT 80程度の英語力が必要になります。英語のスコアを提出しなくても入学ができるPathway(パスウェイプログラム)という条件付きの進学も認められています。

基本的にカレッジは応募順で枠を埋めていきます。そのため、カレッジ入学の際は、早めのリサーチが必要です。人気のカレッジでは枠が狭くなるため、面接や適性試験を行うカレッジもあるようです。

 

パスウェイプログラムとは

パスウェイプログラムには2種類あります。1つはカナダの語学学校にある大学準備プログラム、2つめは大学やカレッジに付属しているプログラムです。

語学学校のパスウェイプログラムは、TOEFL(トーフル)やIELT(アイエルツ)などの英語スコアを提出する代わりに提携している語学学校のクラスを修了すると、カナダの大学やカレッジへ入学できるプログラムです。進学希望の大学が決まっているのなら、その大学に提携がある語学学校を調べ、そのカレッジに入学をします。一つの語学学校が提携している学校は複数あるため、プログラム受講中に進学先を決めることも可能です。

大学やカレッジに付属しているプログラムでは、実際に希望の大学・カレッジの施設を利用して勉強したり、アクティビティに参加したりすることが出来ます。ただ、付属のプログラムの場合は、入学基準の英語レベルに達しないと入学をすることが出来ません。そのため、語学学校経由のパスウェイの方が確実に入学することが出来ます。

 

TOEFL(トーフル)とは

Test of English as a Foreign Languageの略で、英語圏の大学へ留学・研究を希望する英語を母国語としていない人を主な対象とした英語能力測定テストです。使用されているのはアメリカ英語で、アメリカやカナダの学校に進学する際に求められることがあります。英語での教育に適う能力の判定を目的としているため、授業で取り扱いの多いアカデミックなトピックが多用されることが特徴です。英語のリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つのセクションで構成されています。スコアは2年間有効です。

 

IELTS(アイエルツ)とは

International English Language Testing Systemの略で、TOEFLと同様に、英語を母国語としていない人を主な対象とした英語能力測定テストです。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の国々に留学、就労、移住を希望する人の英語力を証明するための試験です。近年はTOEFLよりもIELTSの人気が高くなっています。TOEFLと同様「英語4技能」であるリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つのセクションの英語スキルを測定します。スコアもTOEFLと同様、2年間有効です。

 

 

University(ユニバーシティ)

いわゆる総合大学のことをユニバーシティと呼びます。カナダの大学は教育水準が非常に高いことで有名です。Bachelor’s degree(学士)課程のみ、Master’s degree(修士)課程まで、PhD/Doctorate degree(博士)課程までを取得できる3種類の大学に分かれます。カナダのほとんどのユニバーシティは州立で、年間の学費は平均250万程で、州によっては倍以上ほどかかることもあります。学部によって学費が全く異なるため、興味のある学部がどれくらいの学費がかかるのか調べる必要があります。また求められる英語力もカレッジと比較すると高く、よりアカデミックな教育を受けられる高度な英語力が必要になります。

カナダはどの大学も9月から始まり、4月か5月に終了します。1年に2つもしくは3つのセメスター(学期)があります。これにサマースクールを加えて、4学期・5学期制とする大学もあります。夏休みが3か月と長い分、1セメスター内でしっかり学習をしておかなければ単位が取れません。120単位を取得すると卒業となりますが、カナダの大学を4年で卒業するのはかなり大変だと感じている学生が多いようです。それは留学生に限らず、現地のカナダの学生も同じようで、大学期間を4年で考えている学生はあまり多くありません。カナダの大学では、1つのクラスを履修すると通常3単位を取得します。学生は1セメスターで最大5つの授業を履修できるため、1学期15単位取得が可能です。つまり1年で30単位となり、4年間で120単位が取得できることになります。日本の大学のように単位を早めに取り切れるようなシステムになっていないことと、一つ一つの授業ごとに予習・準備の時間がかかるため、多くの授業を履修すると単位を落としてしまう可能性が増えます。

カナダの大学には、“学年”という概念がないため“留年”というものが存在しません。また、転校や転部が容易にできるということも特徴です。

 

〇ユニバーシティへの入学要件〇

ユニバーシティへ入学する際も、入試は基本的にありません。入学には必要な条件としては下記3点となります。

・高校の卒業証明書

・高校の成績表

・IELTS・TOEFL(トーフル)などの英語スコア

高校の成績・英語スコア共に、カレッジより求められるレベルが高くなります。英語スコアは、IELTS 6.5~、TOEFL 80〜90程度のレベルが求められます。このレベルは英語圏の進学としては一番高い基準と言われており、カナダの大学への入学の難しさが伺えます。名門大学になると人気が集中するため当然入学要件はさらに厳しくなります。カレッジと同様、パスウェイプログラムを利用して、語学学校・提携語学学校から入学が許可される場合もあります。

 

 

 

 

 

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