シンガポール

シンガポール

  • 平均気温は27℃の常夏

    赤道のほぼ真上にあるため、一年を通して暑い国です。海に囲まれているため、湿度も高く、雨も多い国です。そのため、日本よりも暑く感じられるでしょう。

  • シングリッシュ

    シンガポールの英語はシングリッシュと呼ばれることを聞いたことがある人は多いと思います。発音。文法・単語などに特徴があります。英語が聞き取れる人でも、シングリッシュを聞き取ることは最初は苦労するようです。

  • 治安が良く安心して過ごせる

    シンガポールは比較的治安が良い国とされています。人口は増え続けていますが、犯罪件数は減っています。それでも日本より治安が良いわけではありません。夜に出歩く際は気を付けましょう。

  • 人口の約3割が外国籍な多国籍文化

    人口の約3割が外国籍で、非常に多文化な国です。宗教や文化の違う様々なバックグランドを持つ人たちが共存している国です。

  • “Fine City”と呼ばれる理由

    シンガポールは緑も多く、ごみも少なく、とてもFine(良い・きれい)な国です。同時にルールが厳しく、罰金(Fine)も非常に多い国のため、Fine Cityと呼ばれます。

  • バラエティに富んだ食文化

    シンガポールは多国籍な国であることから、いろいろな味を楽しむことができます。衛生面にも非常に厳しいルールが設けられているため、安く美味しい食事を用意に手に入れることができるでしょう。

驚くスピードで発展する未来志向の都市

1.近代的なシティスケープ

シンガポールのダウンタウンは、夜になると一層その魅力が引き立ちます。高層ビルが美しいシルエットを描き、きらびやかなイルミネーションが街を照らします。有名なランドマーク、マリーナベイサンズホテルのスカイパークからは、まるで未来都市のような光景を見ることができます。このスカイパークは観光名所の一つであり、そこからのパノラマビューは圧巻。マリーナベイの美しさと、街のモダンで洗練された雰囲気を同時に楽しむことができます。
シンガポールの現代的なシティスケープは、先進的なアーキテクチャと都市計画の成果物。ビジネス街では、国際的な企業の本社や高層オフィスビルが立ち並び、活気で溢れています。こういった建物が織り成す夜景が、シンガポールのモダンで魅力的な一面を象徴と言えるでしょう。

2.文化と歴史の調和

シンガポールは歴史と現代の見事に調和した街です。特にシンガポール川沿いのクラークキーは、その象徴的なエリアといえるでしょう。多様な文化や歴史的な要素が融合しており、クラークキーとその周辺のリバーサイド エリアは、シンガポール随一のナイトスポットと言われています。
このエリアには歴史的な建物が残っており、商業地区の面影が色濃く残っています。植民地時代の美しい建築物やモニュメントが歴史を感じさせ、シンガポールがどのように発展してきたのかを垣間見ることができるでしょう。また、クラークキーにはモダンなカフェやレストランも点在し、歴史的な空気と共に洗練された現代文化が共存しています。
シンガポールは様々な民族や宗教が共存する国であり、これらの多様性が文化の豊かさを生み出しています。クラークキーはまさにこの多元的な文化が交わり合って出来た地域といえるでしょう。

3.美食の宝庫

シンガポールは本場の美食体験ができることで知られ、その多様性な料理文化が絶品の味わいを生み出しています。特に注目されるのは、ホーカーセンターと呼ばれる屋台や小さな食堂が集まる場所で、シンガポールのソウルフードを手軽に楽しむことができます。
シンガポールのローカルフードは辛さと香辛料のバランスが絶妙な料理が揃っています。例えば、辛さとココナッツミルクのコクが特徴のラクサや、シンガポールの朝食として親しまれるハイティーが挙げられます。また、新鮮なシーフードが使われたチリクラブは、辛さと甘みのハーモニーがクセになる一品です。
さらに、シンガポールはマレーシア、中国、インドなどの影響を受け、幅広い料理が楽しめます。香辛料が効いたナシゴレンや、シンガポールチキンライスも地元民から愛されています。
シンガポールの美食は、シンガポールらしいエキゾチックで多様な味覚を楽しむことができ、食べ歩きが一つの楽しみとなっています。

4.緑豊かな公園と自然

シンガポールは都市の中に緑豊かなオアシスが広がりっており、緑が美しい国として有名です。その代表的な場所として挙げられるのが、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイです。この美しい公共スペースは、ベイ・サウス・ガーデン、ベイ・イースト・ガーデン、ベイ・セントラル・ガーデンという3つのゾーンで構成されている101ヘクタール超の超大型の近未来型植物園です。
また、シンガポールにはボタニックガーデンズやイーストコーストパークなど、様々な公園が点在しています。風光明媚で名が知られており、リフレッシュできるスペースもたくさんあります。
環境保護とエコロジーにも力を入れてあり、サステイナブルな環境の構築に努めているのも特徴的です。
都会と自然が調和するシンガポールの公園は、訪れる人々に心地よいアクティビティや静寂なひとときを提供し、忙しい日常を忘れさせてくれます。

5.多文化共生の象徴

シンガポールは多様な文化や宗教が調和して共存する、まさに多文化共生の象徴と言えるでしょう。華人、マレー人、インド人など異なる民族が共に生活し、互いの習慣や言語を尊重し合い、誇りをもって共生しています。
異なる文化の影響が街全体に広がり、多彩な料理やお祭り、宗教行事などが行われています。例えば、チャイナタウン、リトルインディア、カンポン・グラムなど、特定の文化が集積された地域があり、それぞれが独自の雰囲気を醸し出しています。
シンガポール政府は多文化主義を奨励しており、異なる宗教や民族の人々が平和に共存できる社会を築くために様々な取り組みを行っています。教育システムや政策においても、異なるバックグラウンドを持つ人々が互いに理解し合い、それぞれの文化を尊重しあえるような社会の形成に努めています。
シンガポールの多文化共生は、世界に向けた素晴らしい模範となっており、留学生としても学ぶ。

6.整備された教育制度

シンガポールは整備された教育制度で知られており、国内で無償で公的な教育を受けることが可能です。この教育制度は高い水準を誇り、国際的にも高い評価を受けています。
シンガポールの教育制度は初等教育から高等教育まで包括的に整備されており、生徒たちは基本的な学習内容だけでなく、キャリアや人間形成にも焦点を当てた教育を受けます。公立学校での無償の教育が提供されているため、全ての子供が平等な機会を享受できるようになっています。
また、シンガポールでは国内外から優秀な教育者が集まり、最新の教育手法やテクノロジーを活用した授業が展開されています。このような環境が、生徒たちの学習意欲を高め、国際社会で通用するスキルを身につける一助となっています。
シンガポールの教育制度は社会全体の発展に大きく寄与しており、知識だけでなく、問題解決能力やコミュニケーション能力を育む総合的なアプローチが特徴です。

7.シンガポールの教育について

1. シンガポールの教育制度

シンガポールは整備された教育制度で知られており、国際的にも高い評価を受けています。初等教育から高等教育まで包括的に整えられており、生徒たちは基本的な学習内容だけでなく、キャリアや人間形成にも焦点を当てた教育を受けます。

小学校“Primary”は6年間、中学校“Secondary”が4~5年間あり、ここまでがBasic educationと定義されています。ただし、この約10年間が義務教育ではありません。義務教育は、Primaryの6年間のみで、Secondaryは義務教育には含まれていません。ただ、ほぼすべての生徒たちは中学校へ進学します。その後は大学進学を希望する生徒向けに設けられた大学進学課程”Post Secondery”2~3年間を経て大学へ進むか、ポリテクニックとよばれる専門的な知識や技術を習得するための学校へ進む生徒もいます。

 

”Primary”修了時、子供たちは全国統一試験PSLE (Primary School Leaving Examination) を受けます。PSLEは卒業可否を判定するだけではなく、Secondaryの進路先を決める基準となります。シンガポールでは学歴が職業選択に大きな影響を与えるため、優れた学歴を持つことが成功への一般的な鍵とされています。PSLEの結果で、大学進学の道に進むか、技術系の道に進むかが決定するため、12歳くらいの年で子どもの将来が決定される制度になっています。

 

シンガポールの学校は、2学期制を採用しており、通常1月頭に始まり11月中頃に終了します。義務教育期間である小学校に子どもを通わせない保護者には罰則が課せられますが、ホームスクーリング制度が法的に許可されているため、必ずしも学校へ通う必要はありません。

 

シンガポールの公立校は政府が運営しており、シンガポール人であれば学費が無料となります。永住権を持っている市民、ASEAN内・外の外国籍生徒など、条件によって学費は様々です。シンガポールの公立校は国際的にも非常に評価が高く、人気校への入学が容易ではありません。

私立校は独自の教育方針やプログラムを提供している場合が多く、公立校とは異なる教育のアプローチをとっています。国際バカロレアや特殊教育プログラムなど、幅広い教育オプションがあります。私立校には各学校により授業料は変わります。

 

シンガポールへの30日以上の留学は、学生ビザの取得が必要です。一般的に学生ビザは、留学先の学校が申請を行うため、学校選びから始めなくてはいけません。スチューデントパスの申請ができない学校もあること、取得する手順が教育機関によって異なることから、ホームページでしっかり情報を確認する必要があります。親子留学をする場合、母親が長期滞在ビザ(LTVP)というビザを取得します。シンガポールは親子留学地としてもとても人気のエリアです。先に述べたように、シンガポールが高学力国であること、治安が安定していること、他の人気留学地に比べて費用を抑えられることが大きな理由です。

 

シンガポールは小さい家が多く、ホームステイが一般的ではありません。そのため、留学のステイ先としてはゲストハウスなどの共有ステイ場所や、親戚の家、寮などにステイします。ただ、宿泊先に関しては、留学プログラムや学校のポリシーにより異なります。いくつかの留学プログラムでは、学校が指定した寮やホームステイ先に滞在することが奨励されます。

単身で長期留学をする場合は、寮付きのインターナショナルスクールが一般的と言えます。

シンガポールの小学校や中学校では給食がなく、生徒はお弁当を持参したり、食堂で食事をしたりすることが一般的です。インターでは、給食が支給される場合と食堂で購入ができるシステムになっている場合があります。

 
Student Visa

シンガポールでの学業に従事する外国人に発行されるビザです。このビザを取得することで、シンガポールの認定教育機関での学習が可能になります。学生パスの取得には、入学許可書や健康診断書、滞在資金の証明などが必要です。学生ビザの申請は基本的に入学をする学校側が行います。また、私立学校の場合「Edu Trust Certificate」を取得している学校のみが学生ビザの申請を行えるため、全ての学校でビザが取得できるわけではありません。政府が指定する大学へ留学する場合は、就労も可能となるビザです。

1年~4年間の長期で現地の大学に通う留学を行う場合は「学生ビザ」の一択となります。語学留学を行う場合、入学を希望する学校がEdu Trustを取得していれば学生ビザ、取得していなければワーキングホリデープログラムを利用するのが良いでしょう。

30日未満のプログラムに参加する方は、語学留学でも観光ビザやビジットパスの取得で留学ができる場合があります。

 
Edu Trust(エデュトラスト)

Edu Trustは、シンガポールの民間教育機関に対する品質保証制度です。留学生が安心してシンガポールの教育機関で学ぶための枠組みを提供することを目的としており、私立教育委員会(CPE)が運営しています。Edu Trust認定を受けた教育機関は、高水準な教育サービスを継続的に提供できるという基準を満たした証拠となり、留学生の福祉と権利を保護するための規制を遵守していることが保証されています。

Edu Trust認定を受けた教育機関は、留学生が支払った授業料を保護するための保証金を預託することも義務付けられています。これにより、万が一教育機関が倒産した場合でも、留学生の授業料が補償される仕組みとなっています。

 

2.就学前教育

シンガポールは高い教育水準を持っている国として有名ですが、就学前の教育も非常に充実しています。2歳~4歳が行くChild Care Centre、Nursery School(保育園)、5歳~6歳対象のKindergarten(幼稚園)があります。18ヶ月より前に預ける施設が必要な場合は、Infant careを利用する、もしくはヘルパーさんを雇って家庭内で子供を見てもらいます。未就学児の期間から、英語やそろばん、プログラミング等の授業が用意されており、教育への関心が非常に高い国であることが伺えます。人気がある施設では、生まれてすぐに入園希望を出さなければ入園が叶わない場合があるほどです。

 
保育園

どちらかの親が働いていない家庭でも保育園を利用できます。ただ、シンガポールでは共働き家庭が多く、両親が働いている子供の方が、入園が容易になる場合があります。
園は平日7時から19時頃まで保育を行っており、土曜日も運営している園がほとんどです。共働きの家族が多いシンガポールらしく、3食付きでシャワーに入れてくれる園もあるようです。園の数が大変多く、日本のような入園条件をあまり設けていないため、待機児童問題はほとんどありません。

保育園では母国語(中国語、マレー語、タミル語)と英語のバイリンガル教育で、話す・聞く・読み書きまで教育を受けることができます。ダンスやアート、音楽などの文化的なクラスも有料で用意されています。学習内容自体がかなり高度である場合が多いようです。

保育料金は高額で、ローカルスクール(現地の幼稚園)で、月5万円~8万円ほどです。共働きで収入レベルが高い場合が多いこと、学歴社会であることから、教育にかかるお金を惜しまない家庭が多いようです。

 
幼稚園

シンガポールの幼稚園は大きく分けて、ローカル幼稚園とインターナショナルスクールの2種類に分かれます。

シンガポールのローカル幼稚園は、小学校へ上がる前に読み書きができるようにカリキュラムが組まれていて、学校の授業の準備期間として過ごします。一般的には朝9時から夕方5時までですが、保育園と連携している幼稚園も多く、朝7時から夜7時まで延長保育も可能な施設もあります。

インターナショナルの幼稚園は、インターナショナルスクールにそのまま入学できるような制度になっています。朝8時ころから午後1時までと、開園時間が短く、共働きで働いている家庭は選びにくい受け入れ時間となっています。施設もカリキュラムも充実していますが、費用が大変高額で、月25万円以上する場合もあります。

シンガポールの多くのインターナショナル幼稚園では夏休みとなる6月からサマースクールを実施する施設もたくさんあります。1週間未満の短期プログラムが多く、英語を中心としたカリキュラムに加え、アートやスポーツなどのプログラムが提供されることが一般的です。参加費はプログラムや期間によって異なりますが、幼稚園から小学生向けの10日間プログラムの費用はS$2,220程です。親子一緒にクラスに参加するプログラムや、子供だけクラスに参加するプログラムなど、いろいろなコースが用意されています。留学エージェンシーに相談し、ご自身の要望にあったプログラムを探しましょう。

3.小学校

シンガポールの小学校は通常、小学校1年生から小学校6年生までの6学年で、この期間が義務教育とされています。小学校では教育省(Ministry of Education)によって統括された国のカリキュラムが実施されています。

シンガポールの学校は学区制ではなく、希望する小学校に選抜を経て入学します。シンガポールは学歴社会が根付いているため、小学校卒業時に行う全国統一テストPSLE(Primary School Leaving Examination)の平均スコアが高い学校に通わせたいと思う親がほとんどです。そのため、スコア平均が高い学校に応募が集中するため、規定の人数を超える場合は抽選で決定となります。兄姉が通っている、シンガポール籍がある、永住権があるなど、優先される条件があります。他にも親が卒業生である、親がボランティア活動に参加しているなど、エリート校らしい条件がある場合もあります。

 

小学校 4 年生までは全員同じシラバスで学習を進めますが、5 年生からは英語、母語、算数の 3 教科でシラバスが「基礎」(Foundation)と「標準」(Standard)の 2 種に分かれます。生徒は自分のレベルに合ったシラバスを学習していくシステムを採用しています。「基礎」では、主に 1 ~ 4 年で学習した内容のおさらい、「スタンダード」では、1~ 4 年の既習事項から、より発展した内容を学習します。PSLE も「基礎」と「標準」に対応した2種の試験が用意されています。先に述べたように、このテスト結果で、進学できる学校が決まります。最も優秀な学生が進むのは、「Specialized Independent Schools」で、このタイプの施設へ進学できるのは10%ほどです。試験免除で、自動的に「Junior College」へ進むことができる特権を手にします。ほとんどの生徒が進学するのは、「Express」「Normal (Academic)」「Normal (Technical)」のいずれかです。進路もまた、在籍している学校によって異なります。

  • Express→「Junior College」か「Polytechnic」
  • Normal (Academic) →「Junior College」か「Polytechnic」か「Institute of Technical Education」
  • Normal (Technical) →「Polytechnic」か「Institute of Technical Education」

「Junior College」と「Polytechnic」に進学した学生は、私立もしくは公立の大学に進学できます。日本では大学名で学歴を判断しますが、シンガポールでは学部が学歴の判断材料と考えられているため、大学ではなく入学できる学部が決まる仕組みになっています。最も入るのが難しいと言われている学部は、医学部、法学部、歯科学部と言われています。一方、「Institute of Technical Education」から大学に進学することは出来ません。卒業後は就職するか、「Polytechnic」に進むかどちらかになります。小学校卒業時から成績によって進路が分岐していくため、後から進路を変更することが容易ではありません。国内での進学が叶わない場合は、海外の大学に進むこともあります。

 

シンガポールの小学校には、日本人学校、インターナショナルスクール、ローカルスクールなどがありますが、ローカルスクールは基本的にシンガポール人・永住権保持者の優先となるため、日本から留学を考えているのであれば、インターナショナルスクールのサマースクールを検討することが一般的です。

シンガポールのインターナショナルスクールは、様々なカリキュラムが用意されているため、選択肢が非常に多いのが特徴です。英語力がそれほど高くなくても選べるプログラムもあるため、まずは多文化に触れてもらいたいと思っているご家庭の一番の選択肢と言えるでしょう。

年少の留学生の場合、現地に保護者または介護者がいることが必須です。介護者は通常21歳以上で、シンガポール市民または永住者である必要があります。現地での連絡窓口となり、留学生の健康状態に責任を負います。

 

子供が12 歳以下で長期の留学をする場合は、 ジフテリアおよび麻しんの予防接種を済ませ、英文の予防接種履歴を提出し予防接種確認証(Verification of Vaccination)を取得する必要があります。それがない場合は、滞在パスが発行されません。短期留学の場合でも予防接種が必要な場合があります。留学期間や留学プログラムによって要件が異なるため、留学先の学校や留学プログラムをしっかり確認するようにしましょう。

申請から予防接種確認証が発行されるまでに1ヶ月~2ヶ月程度かかるため、予防接種は計画的に打つ必要があります。

 
PSLE

PSLEは、Primary School Leaving Examinationの略で、小学校卒業の際(Primary 6)に、生徒が受験する全国統一試験です。学力や知識を評価し、進路を決定するための重要な試験です。PSLEはポイント制であり、希望の進学コースや学校ごとに最低水準のCOP(PSLE Cut Off Point)が設定されています。年々合格点や各学校のCOPは変動しますが、最難関の学校では250以上の成績が必要とされています。

試験は主に英語(English)、数学(Mathematics)、科学(Science)、人文科目、母国語(選択科目:母国語または第二言語)などで構成されています。

各科目の評価は、A(最高評価)からF(不合格)までのグレードで行われます。成績が高いほど、選択できるセカンダリーの範囲が広がります。

2021年からPSLEの評価方法が変更されました。以前のTスコア(Total Score)に替わり、Achievement Levels(AL)が導入されました。AL1(Achievement Level 1)からAL8(Achievement Level 8)の8つのレベルがあり、1が最高で8が最低の評価です。各科目(数学、英語、科学、母国語など)に対して、それぞれALが与えられるため、以前の評価より、生徒の成績を細かく評価できるようになりました。

PSLEはシンガポールの教育システムにおいて非常に重要であるため、生徒と親にとって非常に関心が高いものになります。PSLE受験のために、学校や塾などで対策クラスを受けることが一般的です。

PSLEは通常、シンガポールに住むシンガポール市民および永住権を持つ外国人生徒が対象とされているため、留学を考えている場合は、あまり関係のない話となります。

4.Secondary(中学・高校)

PSLE(Primary School Leaving Examination)の結果に基づいて、生徒はSecondary schoolに進学します。PSLEの成績が高いほど、生徒が選択できる学校の範囲が広がります。

成績の良い6割ほどの生徒は、ジェネラル・アカデミック(GCE)の ‘O’ Levelプログラムを提供する”Express”と呼ばれる4年制のコースへ進みます。ノーマル(N)プログラムを提供するノーマル・セカンダリ・スクール(NSS)に進む生徒は、全体の30%程で、ノーマルの中でも、AcademicとTechnicalに分かれます。ジェネラル・アカデミック・スクールは生徒がGCE ‘O’ Level試験を受験することを目指し、ノーマル・セカンダリ・スクールはノーマル・アカデミック(NA)またはノーマル・テクニカル(NT)プログラムに進学することを目指します。最も成績の良い約10%の生徒は、Specialized Independent Schoolsという特別コースに進みます。このコースに入ると、試験を受けることなく「Junior College」へ進むことができます。

 

学校によって留学生の受け入れ年齢は様々ですが、中学校1年生から留学生の受け入れをしているボーディングスクールもあります。そのため、中学からは単身での留学が可能です。シンガポールのボーディングスクールは他国に比べて、費用が割安の傾向があります。他国のボーディングスクールの学費は500万~1000万程ですが、シンガポールでは寮の費用込みで、年間300万ほどの施設もあります。治安とアクセスの良さに比べ、学費も抑えられることから、日本からの留学地として非常に人気が高い国です。

ボーディングスクールは国際的な教育プログラムを採用しており、国際バカロレア(IB)プログラム、イギリスのGCSE、Aレベルプログラムなどが一般的に採用されています。留学生が国際的に通用する学力を身につけることが期待されます。それに加えて、幅広い学科が提供されていることが多く、生徒はアカデミックな知識だけでなく、スポーツ、芸術、文化活動などにも参加する機会があります。

 

未成年が単身留学をする場合、現地の保証人であるガーディアンが必要となります。ガーディアン制度の主な目的は、未成年留学生が法的な保護を受け、健康や安全、教育などが適切に行われるように管理することです。ガーディアンは留学生の法的な代理人となり、留学中の様々な事務手続きを行います。ガーディアンは信頼できる人物である必要があるため、現地にいる親戚や知り合いが役割を担うことがあります。そのような環境が整っていない場合、留学エージェントが手配してくれることがほとんどです。留学生とガーディアンのコミュニケーションが不足すると、生徒の健康、生活、学習状況に影響する可能性もあるため、ガーディアンと生徒の関係が良好に進んでいるか、定期的に確認をする必要があるでしょう。

先述したように、進学した学校タイプで進路先がある程度絞られますが、ボーディングスクールの場合は、基本的に大学進学まで一貫校のため、受講しているプログラムの点数によって進学先の大学が決定します。

 
GCE Oレベルとは

The Singapore-Cambridge General Certificate of Education Ordinary Level (GCE O-Level) のことを指し、大学受験のための資格試験を指します。

Cambridge General Certificate of Educationの名前からもわかるように、これはイギリスの大学受験のための資格であり、O(Ordinary)レベルを経て、A(Advance)レベルへ進みます。中学の卒業時にOレベルを取得し、高校卒業し大学進学の際にAレベルの取得が必要です。

Oレベルに合格すると、基本的にDiploma CertificateもしくはPolytechnic、ITE(Institute of Technical Education)などに進学する権利が得られます。一方、Aレベル(または同等の資格)に合格すると、多くの場合、国立大学への進学権利が与えられます。
ボーディングスクールの場合は、先述したように、国際バカロレア(IB)などAレベルに相当する資格を取得して大学へ進学します。

 
ガーディアン制度

シンガポールのガーディアン制度(Guardianship)は、留学生や未成年者がシンガポールで学業を行う際に、法的な保護者や代理人を持つための体制を指します。

ガーディアンは、学校や教育機関との連絡を取り、留学生の進学や学業に関する事項を管理する役割を担います。生徒とコミュニケーションをとりながら、生活状況や健康状態をモニタリングし、緊急時には医療機関との連絡を取ったり、法的な手続きや許可が必要な場合に代理人として機能したりします。

通常、ガーディアンは留学生の親、親戚、または信頼できる友人などがなることが期待されます。

 

5.大学

シンガポールの大学に進学するためには基本的に18歳以上であること、Degree(高校卒業資格)を保持している必要があります。それに加えて、公立大学の場合、Aレベルまたは同様の資格が必要になります。

すべてのクラスが英語で行われるため、アカデミックな高い英語能力が求められます。英語が母国語ではない生徒は、英語資格のスコアを提出する必要があります。

英語の資格がない場合や要件を満たせない場合、英語プログラムの修了、条件付き入学、またはファウンデーションコースを経由して進学が可能です。

 

シンガポール国立大学に正規の学生として入学するためには、大学の入学試験(UEE)に出願の後、試験に合格する必要があります。試験内容は、学部や学科によって異なるため、自分が希望している学科がどのような条件がボーダーラインを設けているか、事前に調べる必要があります。日本から出願する場合は、日本の高校の卒業資格、英語の成績証明、ACT(with Writing)やSATなどの英語テストのスコア提出が必要となります。もし、あなたが国際バカロレアのディプロマを取得している場合、ディプロマとIELTSもしくはTOEFLテストのスコア等のみで出願できます。

シンガポールは大学の数が少ないため、どの大学でもハイスコアが必要になることが多く、日本の高校生が正規留学するケースはあまり多くありません。

 
IELTS(アイエルツ)とは

International English Language Testing Systemの略で、TOEFLと同様に、英語を母国語としていない人を主な対象とした英語能力測定テストです。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の国々に留学、就労、移住を希望する人の英語力を証明するための試験です。近年はTOEFLよりもIELTSの人気が高くなっています。TOEFLと同様の「英語4技能」であるリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つのセクションの英語スキルを測定します。スコアもTOEFLと同様、2年間有効です。

 
TOEFL(トーフル)とは

Test of English as a Foreign Languageの略で、英語圏の大学へ留学・研究を希望する英語を母国語としていない人を主な対象とした英語能力測定テストです。使用されているのはアメリカ英語で、アメリカやカナダの学校に進学する際に求められることがあります。英語での教育に適う能力の判定を目的としているため、授業で取り扱いの多いアカデミックなトピックが多用されることが特徴です。英語のリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つのセクションで構成されています。スコアは2年間有効です。

 
PTE Academicとは

PTE Academicは、Pearson Test of English Academicの略で、英語を母国語としない人を対象にした試験です。海外の大学・大学院の入試試験のために作られた試験で、コンピューターで行われます。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドではVisa申請の英語能力試験として認定されている比較的新しい試験です。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのスキルがテストされます。この4つのカテゴリーのほかにも文法や語彙力、スペルなどのスキルも測定されます。

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