クリスマス食事比較!海外で異文化を深く知る方法– FullFlow
★留学中のクリスマス:最高の異文化体験チャンス
もういくつ寝るとクリスマス🔔来週から12月がスタートし、「ついにアドベントカレンダーを開けることができる!」と、12月のスタートを心待ちにしてきた人も多いのではないでしょうか。留学生活の中で、ホリデーシーズン、クリスマスは学校が休みになり、ホストファミリーや現地の友人との絆を深める特別な期間です。クリスマスの食事は、その国の歴史、信仰、そして家族の伝統が詰まった「生きた文化」そのものと言えます。単なる観光では知り得ない、深く豊かな異文化理解のチャンスです。
今回は、世界各国のユニークで魅力的なクリスマス食事文化に焦点を当て、海外生活に興味がある方、海外生活を検討中の大学生・社会人の皆さんに向けて、「食」から学ぶ異文化理解のポイントをご紹介します。
1. 王道のクリスマスを楽しむ北米:伝統とホストファミリーの温かさ

アメリカやカナダへの留学でクリスマスを過ごすなら、ホストファミリーの家でこの王道のメニューにきっと出会うでしょう♪
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メインディッシュ:ローストターキー(七面鳥)
クリスマスのメインディッシュは、感謝祭と同じく、やっぱり七面鳥(ターキー)。大きな七面鳥一羽を、家族みんなで囲む姿は、映画のワンシーンです。かつてメインディッシュといえばガチョウでしたが、16世紀に七面鳥がアメリカに持ち込まれれからは、七面鳥がクリスマスの定番となりました。[1] 七面鳥といえば、詰め物の”スタッフィング”と”クランベリーソース”。”スタッフィング”は、名前通り、七面鳥のお腹に詰めるものを指します。スタッフィングの中身は、パン、スパイス、にんにく、ハーブ、野菜などが定番です。どうしてスタッフィングをするのか知っていますか?スタッフィングの役割

- 詰め物をして見た目を豪華にする
- 風味付け
- 副菜としての役割
- 肉汁を吸い取る
また、七面鳥といえば甘酸っぱいクランベリーソース。グレイビーソースを用意する家庭も多いかもしれませんね。”スタッフィング”の味付けや、グレービーソースの作り方が家庭ごとに違うことに違うため、ステイ先の家庭の伝統の味であると思って楽しんでみてください。
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デザート:ブッシュドノエル・キャンディケーン
ブッシュ(薪)の形をしたケーキ。日本でもクリスマスのケーキとして定番ですよね。これは12世紀以降に広まった、ブッシュドノエル(クリスマスの薪)を燃やす週間から生まれたデザートです。[1] 地域によって週間に違いはありますが、大きな薪を3日間にわたって燃やし続け、この燃え具合で来年のなりゆきが決まると信じられていたようです。19世紀頃、家庭から暖炉が消えていくと共に、このデザートが生まれました。
キャンディ・ケーンは皆さん見たことはあると思います。杖型の飴のようなお菓子です。このお菓子、食べたことありますか?実はペパーミント味。ドリンクのマドラーとしても使われることがあるそうです。Kevin’s English RoomというYoutubeチャンネルで、”甘い龍角散”と表現されていました。面白い表現ですよね。 -

ドリンク:ホットチョコレート・エッグノッグ
アメリカのクリスマスの定番といえば、スイス・ミス(Swiss Miss)。スイス・ミスは、カルディやコストコなどでも販売されているので見たことがある方も多いと思いますが、アメリカのホットチョコレートドリンクです。ホットチョコレートにマシュマロを入れるのがお決まりです。スイス・ミス(Swiss Miss)にはマシュマロ入りのものも販売されています。
卵、牛乳、砂糖、スパイスを混ぜた濃厚な飲み物で、アルコールやブランデーを入れて大人の飲み物としても楽しまれます。ホリデーシーズンの「冬限定の味」として、お店でも買うことができますが、家庭で作られることも多く、家庭ごとにレシピが異なるようです。現地のスーパーで様々な種類を試したり、家庭の味を飲み比べをしてみるのも留学の醍醐味です。
2. 真夏と冬の伝統が交差する英連邦(オーストラリア):暑さに負けない工夫
南半球に位置するオーストラリアは、夏のクリスマス♪オーストラリア留学では、その暑い気候のため、私たちがイメージしているクリスマスの食卓と大きな違いがあります。
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ハムの塊
ローストビーフやターキーはオーストラリアでも定番で楽しまれますが、大きなハムの塊を食す家庭が非常に多いようです。温めなくても食べられるため、大人数のファミリーギャザリングには定番の一品だそう。古くにゲルマン人が、収穫祭や冬至に豚肉を食べて祝う習慣があり、この習慣がオーストラリアにも伝わったと言われています。そのため、ハムは北欧のクリスマスの定番でもあるようですよ。 -

シーフードBBQとコールドカット
真夏のクリスマスでは、暑さを避けてBBQや冷製料理が選ばれています!ビーチでのクリスマスランチなど、現地の気候に合わせてアレンジしている点に、オーストラリアのバラエティーあふれる文化を感じられます。シーフードはカクテルシュリンンプや生カキがよく食べられています。 -

パブロバ
卵のメレンゲで作られたパブロバは、オーストラリアの定番のデザートです。メレンゲに、ホイップクリームやフルーツをトッピングして作られるお菓子で、発祥はオーストラリアかニュージーランドと言われています。両国が自国発祥と主張しているようで、真実は藪の中。ロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワにちなんで名付けられたと言われています。
3. クリスマスマーケット発祥の地(ドイツ):街を彩るストリートフード
ヨーロッパ留学では、”クリスマスマーケット”がクリスマスのハイライトとも言えるでしょう。日本でもクリスマスマーケットは大人気のため、あの華やかな雰囲気を皆さんも十分にご存じのはず。ドイツでは、街全体が食のテーマパークのようになるのが特徴です。
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シュトーレン
クリスマスといえばシュトーレン。お酒につけたドライフルーツが入った焼き菓子です。シュトーレンの食べ方、知っていますか?シュトーレンはアドベントの1つとして楽しまれ、クリスマスを待つ間に少しずつ食べていきます。端っこから食べずに真ん中から食べていき、切り口をくっつけて保存することで、乾燥を防ぎながら長く楽しめることができるんです。シュトーレンは、お砂糖がたっぷり仕込まれており日持ちするため、少しづつ変わっていく味を楽しめます。 -

グリューワイン
グリューワイン(ホットワイン)を飲みながらマーケットでソーセージを頬張る体験は、ドイツ留学ならではの冬の思い出です。クリスマスの時期になるとカルディでも、ラプンツェルという名称のグリューワインが販売されているのを見たことがある方も多いかもしれません。ワインと香辛料などを温めて作るホット・カクテルで、一般的には赤ワインで作られます。白ワインのグリューワインもありますが、あまり多くは見かけません。お酒は蒸発させなくとも温めるだけで少し飛ぶので、お酒が弱い人にもおすすめです。お酒感を足したい人向けに、ブランデーなどを追加する文化もあるようです。
食文化こそが異文化理解の「鍵」

留学中のクリスマスは、これらの料理を食べるだけでなく、「なぜこの料理を食べるのか?」「家族の準備の様子はどうなっているのか?」といった疑問を持つことが、真の異文化理解につながります。食卓での会話こそが、海外生活で最も深く文化に触れられる瞬間です。
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参考文献
- ちいさな手のひら辞典 クリスマス
Categorised in: 留学コラム