セルビアの子豚の丸焼き

2025年4月3日 2:46 pm
セゴビアの「子豚の丸焼き(Cochinillo Asado)」をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
セゴビアは、スペインのカスティーリャ・イ・レオン地方にあり、世界遺産に登録されている都市です。
この料理は、セゴビアの文化と歴史を象徴する一品であり、スペイン料理の中でも特に人気があります。
 

子豚の丸焼き(コチニージョ・アサード)とは?

 
歴史的背景
 
子豚の丸焼きは、ローマ帝国時代にスペインへ伝わった料理で、カスティーリャ地方の文化に深く根付いています。
子豚の丸焼きは、ローマ帝国が支配していた頃にスペインに伝わったと言われています。
ローマ帝国は紀元前2世紀頃からイベリア半島を征服し、その後数百年にわたり支配を続けます。
この時期に、ローマ人は自らの食文化をイベリア半島に持ち込みます。保存食として生ハムや腸詰めなども広まったのもこの時期です。
当時は上流階級向けの贅沢な料理でしたが、17世紀になると旅人向けのタベルナ(大衆食堂・居酒屋)で提供されるようになり、一般庶民にも広まっていきます。
セゴビアはスペイン王室や貴族が通る主要な交通路に位置していることもあり、旅人向けの宿やタベルナでこの料理が多く提供されていました。
また、セゴビアのあるカスティーリャ・イ・レオン地方の自然環境が高品質な子豚の生産を可能にしていることから、セゴビアの料理として定着します。
20世紀には観光用として注目され、国際的な人気が高まります。
 
調理方法と特徴
 
セゴビアの子豚の丸焼きは、そのシンプルさが特徴と言われています。使用する材料は水と塩のみ。主にオーク材の木製オーブンでじっくり焼き上げます。
皮はパリパリ、中は柔らかくジューシーになり、素材の味が十分に引き立たられます。
陶器製の皿で肉を切り分けるパフォーマンスもあり、その柔らかさを視覚的にも楽しむことができます。
 


 
調理方法
 
家庭では再現できない本場の味。調理方法はシンプルです。
 
材料

  • 子豚(4〜5kg以下、母乳のみで育てられたもの)

 
調理手順

  1. 子豚を冷水で洗い、内部まで清潔にします。
  2. 背骨部分を切り開き、皮を傷つけないよう慎重に準備します。
  3. 粘土製の鍋に子豚を背中側から置き、水を少量加えます。
  4. 木製オーブンで約2時間焼きます。途中で皮をピンで刺し、空気を抜いて均一な焼き色を出します。
  5. 最後にオリーブオイルを塗り、さらに焼いて黄金色に仕上げます。

 

ここでちょっとイタリア語講座!

「Cochinillo Asado」
コチニーリョ cochinillo はスペイン語で「離乳していない子豚」を意味する言葉です。
これを聞くと少し残酷な料理のようにも思えますが、子豚でしか味わえない柔らかさもこの料理の魅力です。
命を大切に美味しくいただきましょう。
アサド asado は、スペイン語で「焼く」を意味する言葉です。焼いた子豚、そのままの意味ですね。
「Horno de leña」
木製オーブンを意味する言葉です。Hornoがオーブン、de ~の、leña 薪 という意味です。
レストランや料理を通じて、多言語を学ぶことはとても面白いので、是非気になったら調べてみてくださいね。
 
セゴビアは世界遺産に登録されるだけあり、歴史的建造物が美しい地域です。
歴史を感じながら食事できるレストランが多く、地元のレストランでコチニージョ・アサードを一度食べてみたいものです。
子豚の丸焼きはとても大きいため、人数が少ない場合はカットされたものを頼むことをお勧めします。
 

おすすめレストラン

Mesón de Cándido:1905年創業のローマ水道橋近くで絶景とともに美味しいお食事が食べられるレストラン。まさに老舗と呼べるお店です。
https://mesondecandido.es/
 
Restaurante José María:地元産食材へのこだわりと伝統的な調理法が特徴。バルとレストラン形式があり、バルは地元の人にも大人気。
https://www.restaurantejosemaria.com/en/
 
Restaurante Casa Duque:1895年創業で家庭的な雰囲気で提供される本格料理が楽しめるレストラン。まるで自分たちが王様になったようだと言う人もいつほどサービスも料理の質も高いレストラン。
https://restauranteduque.es/
Restaurante El Bernardino:テラスからの眺めが美しい!席数が非常に多いにも関わらずサービスが行き届いている素晴らしいレストラン。
https://elbernardino.com/
 
その地方を代表する料理を楽しむ時、その歴史や調理方法など知っている情報が多ければ多いほど、
料理を深く楽しむことができます。
留学中にはいろいろな料理を楽しむことがあると思いますが、その味だけではなく歴史的背景や、
地元の人とどれくらい結びついているのかなど調べてみると更に留学先・旅行先への愛が深まるかもしれません。
 
この国の料理がすき、そんな気持ちも留学の理由の1つになるかもしれませんね!
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