ドン・キホーテの風と歴史を感じて

2025年3月31日 6:05 pm

「ドン・キホーテ」という小説を読んだことがありますか?読んだことはないけれども、なんとなく内容を知っている、聞いたことはある、という人がほとんどなのではないでしょうか。
 
ミゲル・デ・セルバンテスという近世スペイン小説家によって書かれたこの小説は、 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなったアロンソ・キハーノが、自らを「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」という騎士を名乗り冒険の旅に出かける物語。小説の中で、主人公ドン・キホーテが風車を巨人と間違えて戦いを挑むシーンがとても有名です。この巨人と間違えられる風車が、ラ・マンチャの風車です。この小説によって、ラ・マンチャの風車は単なる産業遺産を超えた文化的象徴となり、今では人気の観光スポットです。
 
ヨーロッパに滞在している生徒さんよりラ・マンチャの風車の写真を送ってもらいました。
 

 
ラ・マンチャは、アラビア語の「乾いた土地」を意味する “manxa” に由来した地方の名称です。
ラ・マンチャの風車は16世紀に神聖ローマ皇帝カール5世が、風力を用いて穀物を挽く目的で建てられました。当時はたくさんの風車が建てられましたが、現在は観光用として一部が残されています。
 
12基を有するコンスエグラ(Consuegra)と、その東約40kmにあって10基を有するカンポ・デ・クリプターナ(Campo de Cristana)では定期的なメンテナンスが行われており、風車群を見ることができます。ラ・マンチャの風車は、地域の文化遺産として大切に保存されているのです。
 

 
カルデリコの丘にある、この”Rucio”という風車は内部をカフェや土産ショップとして公開しており、実際に稼働させて小麦挽きの実演も行っています。
博物館やショップとして活用されている風車もあり、スペインの女優・歌手であるサラ・モンティエルの博物館、ワインの博物館、詩の博物館、農業の博物館などが内部に設置されています。
 
『名前は思い出せないが、ラ・マンチャのある村に、そう遠くない昔、一人の郷士が住んでいた。』
 
上記はドン・キホーテの冒頭の文章です。
とてもワクワクするような風が吹いてきそうな文章ですね。
 
旅をするとその土地の文化・文学・風を感じることができます。日本にいるだけでは得られない経験ですね。
留学中に近隣の国へ旅行をする生徒さんもたくさんいらっしゃいますが、他国へのアクセスがしやすいヨーロッパ圏の留学生の皆さまは、特に旅行を楽しまれているように感じます。
 
留学をご検討中の方は、是非FullFlowへお問合せください。

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