新しいビジネスチャンス!?世界のユニークな職業8選!

グローバル化が進む現代社会では、私たちが想像もしなかったような職業が存在しています。本記事では、世界で見つけたユニークな職業を8個紹介します。
留学を考えている皆さんにとって、海外での就職や起業の可能性を広げてくれるような興味深い職業ばかりです。今までに出会ったことのない職業を知ることは、とても刺激的です。海外渡航に興味がなくとも、日本でのビジネス展開にも応用ができるかもしれません。
プロの行列スタンダー
近年、都市部で注目を集めているのが「プロの行列スタンダー」という職業です。Professional QueuerやLine standerなどの名称で呼ばれるこの職業は、新製品の発売やイベントのチケット販売などの際に、他人の代わりに長時間並ぶ人たちのことです。この職業は、時間を金銭的価値に変換するという新しいビジネスモデルで、都市部で人気が高まっています。現代社会では、時間の価値がますます高まっており、このようなサービスの需要が世界中で増加しています。
プロの行列スタンダーは、特にアメリカ合衆国で人気があります。特にニューヨークやロサンゼルスなどの大都市では、新製品発売やイベントにおいて長時間並ぶことが求められる機会が多く、このサービスの需要が高まっています。
日本でも最近では行列スタンダーのサービスが注目されています。日本では並び代行と呼ばれる場合が多く、化粧品の発売、アイドルのグッズなど特別なものを購入する際の並び代行が多いようです。
時間が限られている観光客向けにサービスを提供する人もおり、人気の観光先を効率よく回りたい旅行客にとっても良いサービスです。
留学先でお金を貯めるために行列スタンドのバイトをしている学生さんもかなりいるようです。並んでいる間に勉強など時間つぶしもできることと、そこまで高い語学力が求められないのも気楽だそうです。
ゴルフボールダイバー
ゴルフコース場の池や水域に落ちたボールを回収する「ゴルフボールダイバー」は、スポーツと環境保護が融合した面白い職業です。ゴルフボールは自然に分解されることはないため、池や水域に半永久的に残ってしまいます。これらのボールを回収することで、水域の生態系を保護することができます。
回収されたゴルフボールは、清掃後にロストボール回収業者に売却されたり、フリマアプリなどで再販されたり、再利用されます。
ロストボール回収業者が簡易的にボールを水域から取り出すこともできますが、水に潜るには潜水士の国家資格が必要になるため、水の底に沈んたボールを回収するにはゴルフボールダイバーが重用されます。
世界中のゴルフ場で需要があるため、ダイビングのスキルと環境保護への興味を持つ方にとってはグローバルに活躍できる職業の一つと言えます。多くの場合、個人事業主として働いている場合がほとんどのようなので、ゴルフコースとの直接契約など、営業スキルも求められる可能性もあります。留学先でダイビングの資格を取得する学生さんも多く、この職業でワーキングホリデーでの再渡航を考えている学生さんもいらっしゃいます。
ペットフードテイスター
「ペットフードテイスター」は、ペットフードの品質評価を行う専門職で、ペットフード産業の発展と品質管理の重要性の高まりとともに生まれました。
1894年にアメリカでドッグフードメーカー「スプラッツ・オブ・アメリカ」が設立されます。これが現代のペットフード産業の始まりです。1926年には、アメリカのラルストン ピュリナ社が世界初のペット栄養研究所「ペットニュートリションケアセンター」を開設し、ペットの健康とペットフードの研究が本格的に始まりました。これがペットフードテイスターにつながっていきます。
この職業は、人間の味覚でペットフードの品質確認をします。新しいペットフードを実際に食べて、味見などをします。食感が動物に好むものになっているかどうかも確認します。
ペット産業は現在世界規模で拡大しており、この職業の需要は今後さらに高まると予想されています。
交通整備をするシマウマ
ボリビアのラパスでは、シマウマの着ぐるみを着て交通整理をする仕事があります。手に交通整備のうちわを持ちながら、車やバイクに乗っている人がきちんと交通ルールを守っているか確認し、そして通行人を安全に誘導することがシマウマさんたちのお仕事なんだそうです。縞々のシマウマが、縞々の横断歩道で交通整備をしている姿を想像しただけでとても微笑ましいですよね。
シマウマさんたちの正体はなんと公務員さん。市の委託職員といった体裁で、市からお給料が出ています。希望すれば誰でもシマウマの着ぐるみを着て交通整備に参加できるようです。異国の地ボリビアでこんなユニークなお仕事をしてみたいと思ってしまいますね。
シマウマだけでなく、ホワイトタイガーのような着ぐるみを着ている場合もあるんだとか。シマウマかホワイトタイガーか、どちらにりたいですか?どちらも縞々なので、縞々横断歩道の交通整備にはぴったりです。
フォーチュンクッキーライター
「フォーチュンクッキーライター」は、フォーチュンクッキーに入れるメッセージを考案する職業です。
日本ではフォーチュンクッキーがあまり一般的ではないため、この職業を探すことは難しいですが、アメリカなどでは人気の職業です。
第二次世界大戦後のアメリカ合衆国で、中華料理店がフォーチュンクッキーを取り入れ、アメリカ全土に運命のメッセージカードが入ったクッキーが広がります。
中国発祥と思われるフォーチュンクッキーですが、実は日本の辻占煎餅が起源だとする説もあります。1920年代頃から、ロサンゼルスの日本人街リトル・トーキョーの「ウメヤ」がフォーチュンクッキーを大量生産し、日系人経営の中国料理店(チャプスイ・レストラン)に提供していたという日本発祥説と、中国から渡ってきたという説があり、真実は分かっていません。
フォーチュンクッキーのメッセージはしばしば陳腐なアドバイスの代名詞のように使われることもあり、一見すると些細な仕事に思えるかもしれません。しかし、人々に希望や励ましを与える短い言葉を生み出す仕事であり、言語や文化の壁を越えて人々の心に届くメッセージを創造する、クリエイティブな職業と言えるでしょう。留学を選択する学生さんにとっては魅力的な職業の一つなのではないでしょうか。
アイランド・シッター
地中海沿岸やオーストラリア、太平洋の島々で、無人島や小さな島の管理を行う仕事です。
半年ほどの限られた期間で、島の管理やカメのエサやり、島の魅力を伝えるブログのアップなど、のんびり過ごすことが好きな人にはもってこいの仕事です。
観光客の対応が必要になってくるため、高い英語スキルが求められます。
この職業は募集の時期も非常に限られているため、この職業のチャンスを得る確率は非常に低い職業です。
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海底郵便局員
海の底でゆうびんやさんがスタンプを押している光景を想像できますでしょうか。海底ゆうびんやさん、本当に存在するんです。
もちろん日常的に海底の郵便局に行く人がいるとしたら人魚くらいだと想像できますので、観光用に作られた郵便局で働く郵便局員です。
バヌアツ共和国のハイダウェイ島にある海底郵便局は、海底3メートルで一日1~2時間程営業しています。
4人程のダイバーが交代で、海底で切手やはがきを販売したり、郵便物に押印したりしているんだそうです。もちろん耐水加工された特別なはがきやエンボス方式などの押印方法を用いています。
バヌアツの海は、透明度が高く水温も高いため、ダイビングにぴったりの場所です。美しいサンゴや熱帯魚もたくさん生息しているため、世界有数のダイブ場所です。多くの沈没物も海底に沈んでおり、非常にロマンの高い観光地です。その海に、海底郵便局があることで、更にロマンチックに感じますね。
ちなみに日本の海底にも郵便ポストが設置されていることをご存じでしたでしょうか。和歌山県すさみ町、静岡県伊東市、沖縄県那覇市、沖縄県北谷町に設置されています。日本はポストがあるだけで、郵便局員さんは働いていません。定期的にダイバーさんが投函された郵便物を回収しにいくようです。
エクソシスト
エクソシストって映画でしょ、と思う方が多いことと思いますが、実は実在する職業です。
エクソシスト(exorcist)は、キリスト教、特にカトリック教会で、エクソシスム(悪魔祓い)を行う人のことを指します。
実際はホラー映画のような超常的な事象はほとんどなく、精神医学や心理学からの助けが必要である場合がほとんどだそう。それを見分けるためにも、地味な会話を重ねていくプロセスなのだそう。儀式中には、聖水・悪魔に向けた命令の祈りなど、通常の精神医学では用いられないようなポイントがあり、そこで悪魔的な何かなのか、心理的な何かからくる行動なのかを見極めるようです。
日本にもエクソシストが存在しており、国内でも悪魔祓いの儀式は行われたことがあるようです。ただエクソシストになっても悪魔的な現象に出会う確率はとても低いようです。
エクソシストになるためには、司祭になるべく神学を学ぶ必要があるため一般的な職業ではありませんが、非常に興味深い職業ですよね。
世界は新しいことで満ちています
この記事で紹介したユニークな職業は、グローバル化が進む現代社会において、新しいビジネスチャンスや価値を作り出すことを示しています。留学を考えている皆さんにとって、これらの職業は単なる珍しい職業の例ではなく、他国で活躍できる可能性を広げてくれることでしょう。この記事が刺激になり、あなただけのユニークな職業を見つけるヒントになることを願っています。海外滞在は驚きとチャンスに満ちています。留学を通じて、あなたの知らない仕事の世界を探検してみませんか。
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